黄金の風だより

映画や本、音楽など、趣味と雑記のブログです^^

L'Arc~en~Ciel

早速2記事目!

ブログのURLにも入っている「wind of gold」とは何を意味するか。

そう、私が敬愛してやまない、L'Arc~en~Cielさん(以下、ラルク)の作品のタイトルです!

1994年に発表されたアルバム「Tierra」に収録されており、目を閉じ耳をすませば異邦の地の情景が浮かぶような、素敵な楽曲です。私は「wind of gold」を聞くたび、夕暮れの港町にたたずんで、水平線の向こう側を眺めているような気分になります。あるいは、モネの「印象・日の出」の中にいるような感覚に。私は、儚くも美しい世界観を提供してくれるこの楽曲が大好きです。

ラルクのどこに魅力を感じるかは人それぞれだと思いますが、「儚さのなかに潜む美しさ、力強さ」を感じ取ることができる点に私は惹かれます。また、妖しくダークな世界観の楽曲もあり、美しさと恐ろしさ(おどろおどろしさ?)の表裏一体性も強く体現しているように思います。

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そしてやはり欠かせないのが、hydeさんという圧倒的カリスマ性を持つフロントマンの存在です。小柄で華奢ながらステージでは誰よりも存在感を放ち、中性的な美しい容姿はやはり儚さと美しさの両立を体現しています。子どものころ母親に「かっこいいと思う芸能人は?」と尋ねると「hydeちゃん!」という答えが返ってきました。そこから動画を見て、すぐさま虜となった次第です(笑)

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さてさて今回は、私が好きなラルクの楽曲ベスト10を発表します!(10個に絞れないけど、無理やり絞ってみました・・・!)

気になったものがあれば聞いてみてくださいな。( )内は、作詞・作曲です。

 

10.cradle (hydeyukihiro

タイトルの意味は「ゆりかご」。歌詞を見ると、キューブリックの「2001年宇宙の旅」のラストシーンを思い出します。「人間と宇宙」という観点から見れば、デヴィッド・ボウイの「space oddity」と重なる部分もありますが、「space oddity」が「宇宙と対比させた人間の無力性」を歌ったものだとすれば、「cradle」は幾分か「宇宙とつながる安らぎ」を歌っているようにも思います。よくわからないけど(笑)

 

9.真実と幻想と (hyde・ken)

「wind of gold」と同じように、どこか異邦の地を感じさせるような楽曲です。歌いだしの「肌を刻んで詩人は血で語る」とは、hydeさん自身のことでしょうか。hydeさんの作詞力が存分に発揮された楽曲の一つだと思います。

 

8.What is love (hyde・tetsu)

聞くと夕焼け空を眺めているような気分になる曲です。メロディーにはポップな部分もありますが、何となく切ない気持ちになります。某web百科事典に「メンバーが『同性愛を描いた曲だ』と語ったことがある」と書かれていますが、出典が明確でないので定かではありません。聞いてみると、なんとなくわかるような気もしますが。

 

7.fate (hyde・ken)

ダークな世界観のロックという感じで、かなりかっこいい楽曲です。以前、塾講師のアルバイトをしていたことがあり、歌詞の「Faster than anyone, if I ran through the dark」の部分を仮定法の例文として説明したことがあります(笑)あのときの生徒さん、元気かな?

 

6.いばらの涙 (hydehyde

こちらもダークな世界観の楽曲で、hydeさんの作詞力が爆発しています。上手く説明できないので、まずは聞いてみてほしい。

 

5.星空 (hydehyde

平和・反戦をテーマの1つとして掲げたアルバム「awake」に収録された楽曲。戦地の子どもの目線をストレートに歌詞にしていて、hydeさんが平和を望む気持ちが強く表れています。「awake tour」のライブDVDで、「星空」を歌う前にhydeさんが以下のように語っていました。「とても悲しいことだけれど、歴史が続いているから、戦争が簡単になくなるとは思えない。でも、僕たちの国には『もう戦争はしない』という法律がある。これを誇りに思うし、そういう国がどんどん増えていくことを願う」と。あれから15年、今の世の中、これからの世界はどうなっていくのでしょうか。

 

4.trust (hyde・tetsu)

同じく「awake」に収録されたバラード。こちらも平和を願うhydeさんの気持ちが強く表れています。またtetsuさんのメロディーラインが心地よく、海底から光差す水面を見上げているような、穏やかな気分になれます。「遥かな優しさに出会えるの?」「喜びに抱かれて眠れるの?」「争いの炎は消えたよね?」と、次世代の子どもが信頼してくれるような世の中になったといえるでしょうか?

 

3.wind of gold (hyde・ken)

先ほども少し説明した、異邦の地を思わせるバラードです。

 

2.pieces (hyde・tetsu)

ラルクのなかで一番好きなバラードです。「歳月は夜を夢に変えるみたいだから、目をこらして、さあ!」というフレーズがあります。「夜」というのは「つらい出来事」のメタファーでしょうか。そう考えると、背中を強く押してくれる気がしてきます。

 

1.I'm so happy (hydehyde

イントロから激しめのロックが展開される一方で、歌詞は繊細ながらも力強く、シンプルでいて考えされられるメッセージとなっています。まさしく儚さと力強さと美しさが両立されていて、聞いた瞬間から引き込まれました。

 

以上が、私のベスト10です。これを書きながらも、ずっと聞いていました。やっぱりラルクは最高です。もし読んでくださった方がいるなら、ぜひ聞いてほしい。